牛舎8号クリスマスLIVE
2回目の牛舎8号クリスマスLIVE。
前回同様、蛙のプロデュース。
去年のクリスマスLIVEは牛舎7号のこけら落とし。早くも一年が経つ。
今回は、けん玉ちばちゃん 、青い卵 に加えて、せんげんやまさんの紹介で、氣天流「獅子・ひょっとこ会」の江澤さんが獅子舞で参加してくれた。
当日は例年通りのクリスマス寒波。氷の風が体中に服を通して突き刺さる。
客足も遠のくかと思われたが、開始時間間近になって、続々とお客さんが来てくれた。これぞ、御宿タイムだ。
飲食にはお馴染みの「四季菜」がタラモ・ピザとウィンナー、「伝説の獣医」なかのまきちゃんの妹分「TULSI」は、有機野菜の豆乳クリーム・シチュー・クスクス添え。「ネココロ」さんは、病み上がりのため、残念ながら参加できず。
石油ストーブと火鉢、せんげんやまさんの「焼き芋ロボ」がフル稼働。火にかじりつくような大人達と早くも興奮気味で舞台にかじりつく子ども達。
11時からは、江澤さんの若獅子の舞い。
私の拙いナレーションの後に、拍子木の鋭い響き。
寒くてざわついていた7号の舞台上に、突如金色の稲妻が躍り出た。
と、思うや、雷の様な歯音をたてて観客を威嚇する。
獅子舞の圧倒的な迫力の前に、怯えて逃げ出すことも悲鳴を上げることも出来ず、ただただ食い入るように獅子を見つめる子ども達。
「かっこいい~!」
「すごい…!」
ようやく、我に返った子ども達の歓声が会場にこだまする。
60歳を過ぎている江澤さん、その躍動感は、若鹿のしなやかさをあわせ持つ力強い若獅子そのものだ。
ひとしきり遊んで、若い獅子は眠くなる。
神獣から一転して、耳を動かしたり、足で頭を掻くコミカルで動物じみた所作に一同大喝采。
そこで、大黒様の登場。
中身は、実はけん玉ちばちゃん。大黒様の衣装をまとい、お面をかぶっての登場だ。
慣れたもので、ぶっつけ本番だというのに、愛嬌たっぷり、おっかなびっくり若獅子に近づいて、扇子であおいで獅子を起こす。
口から七色の帯を出すパフォーマンスには、帯が長すぎて、お面の下で少し戸惑い気味のちばちゃん、いや、大黒様。
次に、子どもを二人、大黒様に舞台まで導いてもらって巻物を披露する。
お世話係さんことナオミさんが、何日も悩み練習しながら書いてくれた心のこもったメッセージ。子どもにわかりやすいようにひらがなにした。
実は、私もこんなに近くで獅子舞を見るのは初めてだ。江澤さんは獅子舞をやる日の朝は必ず海に入って禊をする。その気合に裏付けられた迫力は、口で説明しなくても、十分子ども達にも伝わったようだ。
先日の一周年記念でバリの4つの神々が入神し、更には金色の獅子に舞ってもらったことで、牛7の手作り舞台は、私には、ますます神々しく輝いて見えた。
続いて、大黒様のお面をかぶったままのちばちゃんが、眼鏡を片手で押さえてのけん玉パフォーマンス。
お面をとって、
「実はちばちゃんでしたぁ~。」
と、登場。
去年、けん玉検定を受けた子ども達はお待ちかね。手にはマイけん玉。
純和風みたいだが、フランスのおもちゃだというけん玉。
けれども、ドラえもんにお風呂の椅子にクリスマス・ツリーにと自由に変貌する未来のけん玉に国境はない。
けん玉一つとしゃべくりで、こんなにも人を沸かせることができるんだなぁ…とただただ感心。感心を通り越して尊敬の念まで沸いてくる。
江澤さんもちばちゃんも、本当に一流で、いつもニコニコ、奢りもてらいもない、本当の意味での芸能人。
本当に芸を愛しているんだなぁと見ていて気持ちよかった。
けん玉で白熱した後は、昼休み。
タラモピザにクスクスに、生産者さん達のお重の大盤振る舞いに、お腹いっぱい幸せいっぱい。
が、食後、牛舎でブラブラするには寒過ぎて、またまた駐車場の車が減っていく。
破格の値段とはいえ、入場料の掛かる「青い卵」の公演に、寒波をおしてまで人が来るのか不安になった。
が、それも杞憂に終わる。
ひいた波が寄せ返すように、お客さん達は戻ってきた。
御宿の子ども達には、「青い卵」の摩理さんYAMAさんは憧れであり、伝説だ。
ドリフや吉本新喜劇のようにお決まりのパターンにも全力で突っ込み、のめり込んでいく子ども達。
ただ、青い卵の違うところは、彼らは笑わせるべくしてつくられた人工のギャグを使わない。本人はいたって真剣なのに、周りから見るとホッとしたり、プッと吹き出してしまう、そんな日常生活の一場面を再現しているに過ぎない。
言い換えれば、「青い卵」が演じているのは、舞台の前にいる大勢の観客達。自分達の鏡であることに気づかずに、自分自身の姿を見て、他人事のように大笑いしている観客が、空っぽのステージの前にいる。
パフォーマンスのみならず、子ども達のリアクションにもクスクス笑う大人達。それも舞台の一部のようだ。
去年も書いたが、天真爛漫で少女のような摩理さんは、どこへいっても子ども達に人気がある。一方、大真面目で哲学者。普段から、CLOWNの生き様を体現しようと生活しているYAMAさんは、「摩理さんは太陽で、僕は月だ。」と言っていた。
太陽があるから輝ける月と同様に、太陽も月があるから輝ける。
今回は、牛舎クリスマスバージョンで、笑いの中にも心に沁み入るものもあり…。
お客さんにも喜んでもらえたが、私自身にも最高のクリスマス・プレゼントとなった。
KITAさんが撮った秀逸な写真見られます↓


















































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