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2014年11月 3日 (月)

11.1.F.R.鶏卵牧場 牛舎8号4周年記念公演 グンデル神楽クスモサリでの挨拶

 当日、来られなかったお世話になった人達へ、挨拶文をブログに載せさせていただきます。以下↓


 鶏卵牧場、牛舎8号マネージャーの三成です。

 本日は、牛舎84周年記念公演グンデル神楽クスモサリにお越しくださり、ありがとうございます。

 本日は、イノオヒロミさん始め多数の踊り手さん、キクチノリコさん率いるクスモサリのガムラン演奏をお楽しみください。

挨拶は短くすませたいと思います。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、この農場は鶏だけでなく牛も飼っておりました。ここも、牛がお産するための元牛舎でした。屋根は雨漏りし、床の水たまりには苔が生えておりました。床も柱も牛の糞がこびりついておりました。

 食べ物を生産する場というのは、必ずしもきれいなところばかりではありません。臭いもありますし、糞尿は毎日出ます。全てのものも同じで、美しいものと汚いものは表裏一体だと思います。

芸術も同じだと思います。人には暗闇の部分があるからこそ、美しいものに惹かれるのだと思います。

 

 今、農業は大変な危機に立たされています。

 グローバルな投機筋やバイオ燃料の普及によって餌である穀物の値段が高騰し、追い討ちをかけるように福島の原発事故の影響を受け、畜産業界、いや日本の農業全体が壊滅的な被害を受けました。

 牛も鶏も縮小していこうという企業方針の中、空いていった牛舎や鶏舎を利用して、生き残り戦略としてファームリゾート化を進めて参りました。

 しかしながら、私達の本来の生業は農業であり、食べ物の生産であります。そして、実はそれこそが本当の観光であり、エンターテイメントだと思うのです。

 このグンデル神楽もバリで、作物の収穫を祝う祭りで神に感謝を捧げる音楽と踊りです。農業と芸術は、本来切り離すことが出来ません。今日、このように華やかな公演が出来るのも、牛達が肉として売られ、鶏達が卵を産んでくれ、野菜やお米が収穫されたからです。

 

 みなさんが今日、いらっしゃる牛舎7号。

 冬寒く、夏暑い、屋根があるだけましの文字通りの「小屋」です。すきま風もビュービュー吹き込んできますし、空調設備もありません。

 けれども、このような山奥の元家畜小屋でこんな素晴らしい音楽と踊りが見られるという意外性を楽しんでみてください。

 例えば、バリ旅行に来て、観光地から離れた、とある山奥の農村に紛れ込んでしまったら、そこで、とんでもない華やかな祭りに出くわしてしまった…。

そんなつもりで、寒いですが、ここも舞台装置の一つとして楽しんでみて下さい。

 

 ここが4年間もやってこられたのは、村石社長の懐の大きさと、牛8を支えてくださった皆様の、イキな友情、大きな愛情、文化や芸術を楽しむゆとり、生ける物への慈しみ、なんかよくわからないけれども、おもしろそうだな~という遊び心、全てがあったからこそだと思います。

 まだまだ、農業の世界は厳しく、正直、5周年をむかえられるかどうかもわかりません。

けれども、皆様と共に明るい希望をもって、また農業法人としての誇りを持って、末永く楽しみながら開拓していきたいと思います。

 

 今日という日を迎えさせていただきまして、本当にありがとうございます。

 これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Dscf7318

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